第1458例会 中国山地(大山)

吹野 洋子

 5月2日14:50、米子空港に諸伏さんを迎えに行く。若い女性と一緒に山行できてうきうきしてくる。帰宅すると私の食当の準備を手伝ってもらったり、諸ちゃんの装備をチェックした。

 3日9:00、諸伏・吹野、自宅を出発。大山寺の南光河原駐車場のポストに登山届けを入れた。新緑がまぶしい。
写真を撮りながら環状道路を走り、鏡ヶ成経由一向ヶ平11:00着。敷物を敷いて野菜スープを作って待っていると、11:30下関山岳会の3人到着。昼食後の12時過ぎ、諸ちゃんが加わって4人で地獄谷に向かって出発した。(夏は極楽谷だがこの度は水量が多くて本当に地獄谷だったようだ)
吹野は奥大山スキー場の駐車場で長崎一行を待つ。13時頃着の予定だったが渋滞に巻き込まれたと連絡があり、計画変更しなければならないのでは?と不安になってくる。
それでも14:30到着、急いで打ち合わせを済ませて、15:00平山、西川夫妻、吹野4名 鍵掛峠登山口出発。
鳥越峠から先に雪が多ければ時間がかかるので早めに進もうとしたが、案外雪解けが進んでいて17:30駒鳥小屋着。下の河原に降りてみると、とっくに着いていると思っていたSACグループはまだだった。
テン場を3ヶ所決めて、今回購入された西川さんのテントを張った。私のテントはポールを諸ちゃんが担いでいるのでまだ張れない。ガスコンロも諸ちゃんのザックなので、火を焚いて食事の準備をすることにした。
木切れが乾燥していてよく燃えて、これがまた楽しかった。18:30、SACグループ到着。地獄谷の水量がいつもの3倍位あり、水につかって濡れて大変だったそうだ。諸ちゃんの濡れた衣類を焚き火で乾かしながら、おいしい皿うどんを食べた。21:00就寝。

笛吹山

吹野テント

西川テント
 4日6:00起床。昨夜下関と打ち合わせをしていなかったので、様子を伺っていると7時過ぎに出発できそうなので、あわてて平山さんと諸ちゃんに支度してもらって、一緒に7:20出発して行った。
ヘルメットをかぶりピッケルをもっている6人グループがそばで休憩しているので、その後から西川・吹野は8:10出発。振子沢に入ると、今年は雪が少なかったがずっと雪上を歩くことはできた。
親指ピークと振子沢分岐のポール付近に大きな荷物を担いでいく人達が見えたが先発組と思わず、私達はまっすぐ上がっていった。するとヘルメットの6人組がアイゼンをつけていた。
私は上を見て、たいした傾斜に見えず、雪もぐさぐさだしとそのまま登っていった。後からすぐ6人組がザイルをつないでやってくるので、よけて先に行ってもらった。すれ違いに聞いてみたら米子労山の人で今日は雪上訓練だという。リーダーは私達夫婦の古い知り合いだった。

振子沢

振子沢を登る

振子沢最上部
 適当なところで右側の尾根に出ようと思ったが、登っていくにつれ、傾斜は急になり雪は硬くなってきた。
このまま6人組についていった方が歩きやすいと思い、彼らはアイゼンをつけているので雪面にフラットに踏んでいるが、6人が歩いた分雪が柔らかくなっており、私達は靴先でステツプをきざんで登っていった。
10:45振子沢最上部の1636mピーク下に到達、平山さんから携帯連絡あり、象ヶ鼻に居り槍尾根はやめて元谷に降りると言われるので、ここら辺りまで来られることを勧めたら、4人がから身でやってきて1636のもう少し先までいって、天狗ヶ峰下の荒れているのを見て引き返された。
ユートピア小屋まで下りて西川夫妻は三鈷峰まで行って来られた。(元気!) 
他の人達はお先に昼食、12:25先発組は下山開始、15分後私達も下山、砂滑りを下りて元谷で先発組と合流、今度は西川夫妻山根吹野が回車のため先に下りていった。
16:15鏡ヶ成キャンプ場に全員ほぼ同時に帰還、とりあえずビールで乾杯して国民休暇村のお風呂に行った。
すでに中島夫妻栗崎グループで食事の用意ができており、順さんが自家製のあじの干物や天ぷらセットを持ってきており、タープの下で盛り上がった。
寝るために二つのテントに分かれてからもずーっと順さんの話し声が聞こえ、やんだと思ったらいびきの大合唱で賑やかな夜だった。
 4日、雨降りのため、烏ヶ山登山は中止。朝食後テント撤収、8:00吹野宅へ移動開始、御机から広域農道を通って帰ったら、新緑の綺麗な農村風景が見られた。
10:00 出雲大社組、足立美術館組、淀江ゆめ温泉組に分かれて行動開始。
山根さん濱口さんと私はゆめ温泉に行く途中、うちの竹山に寄って筍堀り、帰ってから山根さんが筍の調理にかかられた。山根さんは下関の料理長だそうだ。
他にも沢山つくってもらってみんなおいしかった! 18:00全員集合、楽しい宴だった。
諸ちゃんには南米の写真を見せてもらい、濱口さんのギターに合わせて歌もうたった。順さんの三線とのコラボ(?)もあった。いろいろと達人揃いで面白かった。
 5日、8:00記念撮影後、解散した。
参加者:会員7名、会員外1名

第1458例会 中国山地(大山)〜C班〜

中島 泰子

 例会前半の3班に分かれての行動のうち、C班の報告です。C班は、吹野リーダーの推薦する、笛吹山と象山、擬宝珠山を行動した。
 5月3日、15:00鍵掛峠登山口でB班見送り後、C班は元気印の栗崎、ちょっと元気の中島2人は、B班の下山時の西川車も回送のため、2台の車で下山キャンプ場へ。

ユートピア山荘にて

山菜料理
テント設営後は大山寺周辺を散策。去年駐車場周辺に満開であったイカリソウは今年は少ない。
 3人だけなので、ちょっとリッチにユートピア山荘で山菜フルコースの夕食。20時に就寝。星がきれいで、明日の天気はよさそう。

 4日、6時起床。6時50分出発、文殊堂へ。駐車場奥の登山口から笛吹山へ登山開始。熊笹をかき分け、ブナ林を進む。イワカガミ発見。

笛吹山山頂から南壁を背景に
頂上では木の間の額縁に収まった大山南壁がバッチリでした。(コースタイム:7:25笛吹山登山口→7:55頂上→8:25登山口)
 8:35次へ出発。地蔵峠の展望所で又大山を仰ぎ見る。
 9:00鏡ヶ成キャンプ場着。テント設営。
 11:00キャンプ場を出発。国民宿舎の横から裏手に回る象山登道を歩く。沢沿いの気持ちのよい林を過ぎ、烏ヶ山登山道との合流点を右に折り返し、なだらかに象山に登っていく。ショウジョウバカマが咲いている。子供連れのグループとよく行き会う。

擬宝珠山頂
 頂上で昼食後、擬宝珠山登山口へ続く急降下の登山道を下り、引き続き草原の山腹をジグザグに登る。
リフトの終点を過ぎ林の中を進む。山頂直下でカタクリの花が満開、頂上付近まで続く。
 あと、下りですみれサイシン、白花のすみれサイシン、エンレイ草、サンカヨウ等を見た。
 国民宿舎で入浴を済ませ、キャンプ場に戻ると、1年ぶりに吹野パパと再会、相変わらずお元気でした。
 夕食の準備を始め、A、B班の到着を待つ。

イワナシ

サンカヨウ

ショウジョウバカマ

カタクリ

ショウジョウバカマ
コースタイム
11:00象山登山口→11:50象山頂上(1,085m)、昼食→12:25頂上発→13:30擬宝珠山頂上(1,110m)→14:25鏡ヶ成キャンプ場