第1456例会 由布岳サクラ草・倉木山

 平日を含む山行で、新緑の由布岳とサクラ草、倉木山の花々を楽しむ例会に12名の参加者があった。
 4月25日6:30田尻家に集合。田尻車、栗崎車、西川車の3台に分乗し出発する。バイパス、高速道で由布院へ向かう。途中金立SAで朝食休憩を取る。割引時間帯の活用のため、東背振と九重ICで出入りし、順調に9:40由布岳正面登山口駐車場に到着。天気は上々。
 今回は東登山口から登り、お鉢周りのコースを予定するが、やや体調不調などなどの山内さん、中島2人は正面登山口よりゆっくり登ることにする。

東登山口コース

田尻 博子

 由布岳東登山口出発組9名。登山口でパトロールのおまわりさんに車上荒らしが多いので気をつけるように注意を受ける。
何時もより丁寧に車内を整理して出発。アッ、その前に、準備体操を。
10:10まだ新緑には少し早い林の中を歩き出す。暑くなく寒くなくこの時季の山は本当に歩きやすいが、ヤブレガサの群落では彩りに欠ける。
6月になると白いウツギの花がそこ此処に咲いて、目を楽しませてくれるのに、と思って歩いていると、日向越からはキスミレが顔を出す。時々エイザンスミレ、もっと時々白いヒゴスミレ。やっぱり、その時季の花に出会えるのは嬉しい。
岩場、クサリ場を登り、12:20東峰の尾根に出る。
 ウイークデーということもあり、本当に静かなコースだ。
12:25尾根で昼食。正面登山口出発組に電話をすると、マタエまでまだ1時間くらいの所、すでに昼食は済ませたとの事。我々も食事の後、倉嶋さんにコーヒーを淹れてもらってのんびりする。
13:05出発。西峰までのお鉢巡りは慎重に。山上さんの岩場歩きの注意を聞きながら歩く。
13:45西峰着。他の登山者に頼んで記念撮影。正面登山口から登ってきた中島夫妻が東峰に登っているのが見える。
14:00西峰出発。14:17マタエ着。待機していた山内さん、降りてきた中島夫妻で全員集合となる。
14:27マタエ出発。正面登山道にもキスミレの群落がいっぱい。
15:20合野越。そこから登山口までに可愛いエヒメアヤメが咲いている。後は温泉だ〜。いえ、その前に例会の目的であるサクラソウを見なくては。
まだ少し早かったのか、ロープを張った群生地にはほんの少しだけ可憐なピンクの花が咲いていた。その周辺にはヤマエンゴサクも。由布岳を振り返ると淡い緑、山桜の薄いピンク、薄橙色に見える若葉で彩られ、秋の紅葉にも劣らない素晴らしい景色を見せている。 15:50駐車場着。

由布岳西峰山頂

正面登山口コース

中島 義信

 東登山口コース組を見送り、先ずは今回の期待のサクラ草の群生地へ。見頃には残念ながら少々時期早尚で、可愛らしいサクラの咲き始めがポツポツ。しばらく群生地を散策後、正面登山コースに戻り歩き始める。
 雑木林の森林浴を楽しみ、順調に合野越に達し小休止後、雑木林の中を抜けると展望が開け、由布院の町や明日登る倉木山を遠望しながら歩く。
福万山の麓には今夜宿泊予定の由布郷館も見える。行き交う登山者もいないジグザグ登山道からの新緑の飯田高原の展望を楽しみながら、小休止を繰り返し体調に合わせてゆっくり登る。
 12時過ぎに登山道が広くなった道端で昼食を摂る。
昼食休憩後歩き始めてすぐに東登山口出発の田尻博子さんより携帯に連絡あり、尾根に到達し、昼食休憩を摂るところとのこと。マタエには1時間後を予定していると連絡する。
 13時ちょっと前にマタエ到着。強い意志で山頂を目指していた山内さんは今回は時間の制約を判断し、東峰登頂を「宿題が残った」と、断念する。次の機会を作りましょう。
中島2人は、空身で東峰に向かう。登り始めてすぐ、西峰山頂の東登山口組を発見、エールを交換する。東峰到達まで見届けて戴き有難うございました。
 マタエ合流、再び大人数となり記念撮影後にぎやかに下山にかかる。
合野越で小休止、15時50分駐車場着。東登山口組の車を回収し、宿舎の湯布郷館に向かう。
温泉で汗を流し、レストランでビール、ワインなどで夕食。例によって部屋に戻っての懇親会に移った。
 由布郷館の設備食事の評価は上々で、希望があればの話ではあるが予約が取りやすい平日の宿泊登山を企画したいと思う。

倉木山

中島 義信

倉木山山頂

 朝食前に露天風呂に入る。正面に見える由布岳の東西峰の真上に日が昇るのを見る。先客の山内、東の両名は、直前に二股の間から日が昇るのを見たという。ちょっと遅かった。
 7:30から朝食。朝食後、西川陽さんは都合により一人で帰る。例会に都合をつけて頂き有難うございました。
ロビーで土産物など買物し、田尻車、栗崎車に分乗し倉木山登山口に向かう。昨日の晴天から曇天に変わりながらも今日一杯は降雨なしの空模様だ。
 9:50林道の倉木山登山口駐車場に到着。今日はのんびりしたいと云う山内さんに車の番をお願いし、牧場脇のセメント舗装道を歩き始める。
舗装道突当りの狭い駐車場の車1台を横目に見て登山道に入る。川口さん、倉嶋さんが道端の色々の花々写真を撮りながら緩やかに登る。各種花が多いことで知られたコースであるが今年は時期的に少々早いようで、花々の数もいまひとつ。
 風が少々強くなり、空模様も心配になってきたので、雨具をつける。頂上には11時着。
生憎由布岳は雲の中でまったく見えない。小休止後下山開始、登ったコースを戻る。帰りも新たな花を発見、写真を撮りながら降る。12時駐車場着。由布院の町に降る。
 途中、道草を食いながら雨乞牧場の花々を観賞、撮影する。花々に見とれ相互に音信不通となる場面もあった。湯布院の町で昼食後帰途に着く。
コースタイム
4/25 田尻家6:30→9:40正面登山口9:45→サクラ草10:18→10:40放牧場柵小休止10:45→11:17合野越11:25→11:50小休止11:58→12:08昼食12:30→12:53小休止12:58→13:37マタエ13:43→13:57東峰14:00→14:10マタエ・合流14:30→15:18合野越15:25→15:50駐車場→16:10由布郷館
4/26 由布郷館9:00→9:40駐車場9:50→11:05倉木山11:20→12:10駐車場→18:00長崎市内
参加者
東登山口:会員9名、正面登山口:会員3名 以上12名
倉木山:会員10名