第1455例会 金山〜背振山交差縦走
田尻 博子
3月23日の例会予定日に雨の天気予報。その後も雨のため延期を重ね、実施したのは桜が満開になった4月5日だった。
延期のため参加できなくなった人、参加できた人、総勢9名が高速今村PAに7時30分集合。今回は交差縦走の為、下山後別の車に乗って温泉まで行く事になる。温泉グッズを車に移し変えて出発。
高速を佐賀大和で下り、我々三瀬峠出発組(三田夫妻、金沢、田尻(博))は三瀬トンネル手前から旧道に入り峠に車を止める。
天気は曇り、9時、軽く準備体操をして出発する。三瀬山へ緩やかに登って行く途中、久美代ちゃんが花を見つける。
白く小さなツクシショウジョウバカマ。そのうち又小さくて白くうなだれて咲いている花、これは後で調べてホソバナコバイモ。今回花は期待していなかったので、思いがけず可愛い花に出会えて嬉しい。
登り降りを繰り返し三瀬山、城ノ山を経て急坂を降ると9時55分あごさか峠着。そこから金山へは南側を巻くように歩き急登の後、江戸時代の鍋島藩番所跡(熊ケ城)の標識から200m、10時42分到着。
今日は曇り空の上に霞んでいて展望はいまひとつ。背振山出発組がどの辺りかと、携帯電話をかけるが電波が届かない。
記念撮影をし、先ほどの番所跡まで引き返して小爪峠へ向かう。ここからはブナ林とミヤコザサの雰囲気が良い縦走路。ここにも先ほどの可愛い花たちが群れていた。ブナ林はまだ冬の装いだが新緑の頃は素晴らしい景色になるだろう。
思ったよりアップダウンがあり、最後の小爪峠への降りは長い。11時50分着。
峠には一グループ先客があるが背振山組はまだ到着していない。先に昼食にする。30分程で全員揃う。
車の鍵を交換。これを忘れると大変。お互い午後の最初の登りが大変かもよ〜と、情報交換の後12時45分我々が先に出発する。
13時猟師岩までの登りは時間が短くてまずまず。鬼ヶ鼻岩までは石楠花の木が沢山あったが蕾はあまり付いていなかった。
13時30分鬼ヶ鼻岩からの展望は素晴らしく、福岡の街並、ヤフードームも見えるが、縦走路に目を転じるとこれから歩く背振山が遠い。青い大きな建物やドーム屋根の自衛隊や気象庁の建造物がここまでおいで〜と聳えている。
降ると車道が通じている椎原峠西13時45分。もう一つ300m先に椎原峠がある。金山まで4.6q、背振山まで4.0q。ここまで来ると金山からは半分以上進んだことになる。
そこからは緩やかな登り降りで14時25分唐人の舞、「その昔唐の人が展望の素晴しさに驚き遠くふるさとを偲んで石の上で舞った」と説明板がある。金山が随分遠くに見えるようになり、背振山が近づいてきた。これを確認できるのが縦走の醍醐味!!
ここからは大きな登りはないが、最後に舗装道路を20分程歩かなくてはいけない。がまんがまんの舗道歩きの後、遊歩道を通って15時15分駐車場到着。
背振山頂を制覇すべく階段を登って背振神社上宮へ300m。自衛隊のドームが金山方面の展望を遮っている。その後、背振山出発組の車で三瀬まで戻り「やまびこの湯」へ。
背振組もそろそろ三瀬峠着ということ。温泉で縦走の疲れを癒し、予定通り19時長崎着。桜も楽しめて満足な一日だった。
コースタイム
三瀬峠9:00〜9:25三瀬山9:30〜9:55あごさか峠10:05〜10:42金山10:55〜11:50小爪峠12:45〜13:00猟師岩山〜13:30鬼ヶ鼻岩〜13:45椎原峠西〜13:52椎原峠〜14:25唐人の舞〜15:15背振山駐車場
背振山頂9:30〜11:00椎原峠〜12:20小爪峠13:00〜14:20金山〜14:25〜16:10三瀬峠
参加者:会員9名