第1451例会 長崎北高校〜女神大橋

金木 和義

今回は稲佐山を縦走して女神大橋を渡る事としました。天気は曇りがちでしたが北高に着いた頃には霧雨となり「小雨の時は中止」と書いたので何人来るかと心配になった。結局8人が集まった。
スパッツを履いて出発。このコースは稲佐山方面から岩屋山へ行くのが普通だが敢えて逆のコースをやってみる事とした。城山台団地から縦走路に入った。
稲佐山山系は大変イノシシが多い所で道は耕した跡がものすごい。種を蒔いてもよいくらいだ。
下見の時は草が繁茂していたが今回はきれいに草刈りしてある。右側に岩屋山と柿泊運動公園、先日のお楽しみハイキングの観覧席が見える。今回は道がはっきりしているので左側の道をとって近道をして鉄塔の所に着いた。
一休みして林の中に入る。左下はトンネルから稲佐山へ行く道路、少し遠くに権現岩が見える。静かな森林浴を楽しみながら大駐車場の上の展望台の道に着いた。
林の中で分からなかったが雨が少し降りだした。駐車場そばの公園で小休止、これからどうするか、ま、止む事を期待して続行。
稲佐山の車道を傘をさして歩く。稲佐山は東京タワーと同じ高さです。
登山道路は左はシンフォニー稲佐の森。又、昔の馬小屋の跡。山小屋の台所兼物置小屋の資材を運んだ所だ。ここを通過。福田、長崎港が見える景色の良い所に出た。
すべて尾根を歩いて来たが、振り返って見ると稲佐山がどっかと座り、大変美しい。
これより急な下り道となり、秋月町の峠。右に行けば福田、左は飽の浦の切通しの所に出た。風はあるし雨も少し降っている。ちょうど12時になった。
食事はどこでするか、雨宿りする所がないので登山道路になっている切通しの擁壁の上で食事となった。寒い。立ってザックを背負ったまま食べる者、座って食べる者。私は風除けに傘を置いて丸くなって約20分、早々と出発だ。
急な登りになり鉄塔の側を通過、何という山か知らぬがやっと登り切った。途中、白のキクラゲを見つけた。黒のキクラゲは時々見かけたが白は初めて。害はなさそうだ。最近は毒に敏感になっている。誰かがゲット。何かの神社の跡の前を通過し少し下ると西立神の峠に着いた。下見の時は時間的にここで終わりだった。
近所の家で道を尋ねる。目の前の畑の道が登山道、右には木鉢の焼却場が見える。ここを少し下った所が西泊中学校、この下の海岸が江戸時代西泊番所があった所だ。トイレを借りてすぐ出発。
まだ降っている。階段を登り林の中へ。そして天門峰に着いた。
この山の由来は「まるで天が造った門のようだ」という事だそうです。東に長崎港、西に神の島方面が見える。絶景、昔より長崎港防御の重要地点として船筏が描かれている所だ。
少し下った所に眼下に女神大橋が大きく横たわっている。ちょうど雨も上がり日が差してきた。山に登る者だけ味わえることで西側からの橋の景観、新しい観光スポットであった。
橋脚がすごく高くて圧倒される。橋は初めて歩いて渡った。港外も街中も新鮮な目で見られ素晴らしい。
約20分で渡り午後3時30分、女神のバス停で解散とした。本日はお日柄も良く全行程を歩けて良かったです。お疲れ様でした。
参加者:会員8名