第1422例会「九州自然歩道を歩くC」

田尻 忍

前回天候不順の為、第二吹越で時間切れとなったが気持ちも新たにCを歩いた。
2月4日(日
前日の天気予報では午前曇り、午後より早ければ雨の嫌な予報、昼飯まで天気が持ってくれる事を祈って車2台で7時に田尻宅を出発、途中有喜の旬屋駐車場で三田夫妻と合流し参加者9名揃う。

今日の終わり予定地、橘神社に車1台を置き全員第二吹越へ移動、看板にタッチし、いざ出発。国道を暫く歩き、標識に従い山道へ、歩き易い路で高度を稼ぎ田代原より登ってきた路と尾根上で合流する九千部登山口に着く。九千部岳は自然歩道のルート上には無いが、周回コースとして登らない手は無い。山頂で記念撮影。まだ9時45分。気温22℃快晴、展望を大いに楽しむ。
九千部岳より登山口に引き返し田代原へ、原とは言いがたい程潅木に侵食され昔の面影が無いなどと言いながら、周辺山道をトレイルセンターへ。

昼にはチョット早いので昼飯前のひと登りと吾妻岳に欲を出す。往復1時間とマズマズのペースであったがこれが曲者、トータル時間に後でボディーブローのように効いてくる。
天気予報と裏腹に日差しはサンサン、気温は20℃以上あるのではないか、田代原の枯れた芝生が気持ち良く、オオイヌノフグリの小さい花が可愛い。

昼食後此れより橘神社までは下り一方と高を括っていたが、これがなかなかもの、昔々大昔、島原半島が形成される過程で地震と爆裂断層を引き起こし、その結果吾妻岳、鉢巻山から愛野に至る断層線は千々石断層と言うそうな、この断層に沿って、幅半間か少し広い気持ちの良い山路を緩やかに下る、惜しむらくはもう少し人間の手を入れ、整備されたら申し分の無い路になるだろう。

田代原から弘法原まで5.2kmを下り弘法原の分岐より左(南)に橘神社へ下るが、この路は500m程下る様子が、凄まじい荒れようで、路は雨水で大きく抉れ、その抉れた後には落葉や小枝、大枝と散乱し路とは呼べる状態でなく、ましてや九州自然歩道とは到底信じがたい、ただ自然歩道の標識だけは滑稽なほどリッパだ。

上峰集落の手前で、新しい道路に寸断された自然歩道を見つけるのにオロオロし、ようやく橘神社に4時着、3時着予定が1時間オーバー、吾妻岳が利いてきた、早速運転手3人が第2吹越迄引き返しデポ車を回収する。

山に登る者にとってなっては困る花粉症、今回9人参加で3人にその症状が有り、かなりの高率。症状対策と1時間の遅れもあり帰りの温泉はパスし早々に帰る。

コースタイム
長崎7.00発〜第2吹越8.40着〜九千部岳9.45着〜田代原11.10着〜吾妻岳往復〜田代原12.20着 13.20発〜弘法原15.15着〜橘神社16.00着 17.00発〜長崎18.30着

参加者:会員9名