第1419例会 由布岳

小川敏晴

 1月20日(土) 食糧と少々の気付け薬を買い込み、7人、車2台で出島バイパスより湯布院へと向かった。途中、米とぎと水を補給し、3時間で幕営予定地の正面登山口の駐車場へ着くが、目的の由布岳は、ガスッていて頂上は見えなかった。
早速、草原でクッションの良い絶好の幕営地を見つけたが、涙のテント設営で時間がかかり苦労した。
ここは、やまなみハイウェイから見えない所だ。夕食はキムチ鍋。体は暖まるし実に旨かった。ビ−ルもすすむが、メンバ−が引っ込みじあんのため和らいだ雰囲気。この時期にしては暖かく星の見えない空の下で21時就寝。
21日(日) 5時起床、キムチうどんの朝食を済ませ、7時30分に東登山口へ着く。車が6台ほど停められる。ここから頂上まで標高差800M。身支度をすませ、いよいよ念願のお鉢めぐりへと出発。
すぐにあずまやとトイレがあり、樹林帯のなか緩やかな勾配をのぼって行く。ヒノキ林を横断すると日向岳との分岐部にでる。ここには「注意・3〜4ヶ所、岩場あり」の掲示板がある。
ジグザグの道を登っていくと黒土と残雪がところどころあり、ここからが全身運動の登りとなる。
下を見るとぞっとする所もあり気が抜けない。足元を見ると凍っており落石にも注意しながら鎖場を這いつくばって登る。見晴らしの良い所もあり、いよいよお鉢へ到着。
ピ−クは剣ノ峰・西峰・東峰の3つ。右まわりのコ−スをとり、へっぴり腰&後ろむきスタイルで下り、そして登ると剣の峰。
小休止のあとまた下って登りの繰り返しだが、西峰の手前で綿帽子のように見えたのが樹氷で、とても綺麗だった。
10時50分西峰へ到着。気温0℃で5分もいると、体が冷えてくる。曇り空の割には展望は抜群!本州、四国が確認できるほどだ。
景色を楽しんだ後、鎖場の急坂を下りマタエへ、ここから東峰までは、登山者も多くなっている。頂上で軽食をとり、いよいよ下山。お鉢を下ろうとした時、80名程の中高年団体さんが登ってきている。静かな登山の筈が渋滞で思うように行かない。私たちが下ると言うと、団体さんはビックリしてた様子だった。
あとは復路を足元に注意を払い下山した。由布岳山行は、起伏に富みロ−プ、鎖場、アイスバ−ンあり、涙・笑いありで面白かった。季節を変えて行きたい。そして定番の湯布院で一風呂浴びて、20時過ぎに無事帰崎。
若いお譲さんがいると、皆活気づいた。ル−トも比較的整備されており、お鉢一本狙いなら、正面登山口からマタエへそして左周りの方が楽でしょう。

長崎 ⇔ 正面登山口(3時間)
東登山口 (35分) 日向岳分岐部 (90分) お鉢(60分) 西峰 (40分) 東峰 (10分) お鉢下山口 (65分) 日向岳分岐部 (30分) 東登山口
【TOTAL】≒6時間
参加者】会員7名

西峰の北斜面

由布岳西峰

Oh!ランボ−?