第1415例会 自然歩道を歩くB

中島 義信

口之津港を基点として諏訪の池、雲仙小地獄まで歩いた自然歩道の第3回は、小地獄から仁田峠を経て田代原まで歩く・・・・計画であるが、生憎予報は雨。
7:30昭和町の集合場所に会員11名、会員外3名集合。まだ雨は降っていない。三田車、栗崎車、中島車に分乗し出発。
長崎バイパス、諫早経由田代原へ向かうが、雨が降り出し、森山通過中から強い雨になる。阿母先経由雲仙グリーンロードを走り、終点予定の田代原トレイルセンター駐車場に着く。
トレイルセンター軒下に逃げ込み雨具を着用する。田尻サブリーダと相談し後半コースを短縮し終点を第2吹越に変更する。第2吹越中駐車場に中島車をデポし三田車、栗崎車で小地獄へ向かう。
小地獄の駐車場で身繕い後、田尻サブリーダ「雨具を着け、一歩踏み出せば後は自然と歩くさ!」の声に押されるように、やや小降りになった雨の中、駐車場の奥から始まる山道を歩き始める。
よく整備された自然歩道の落葉のじゅうたんを歩く。僅かの紅葉が美しい。
下り道になり、温泉街の新湯共同浴場に着く。自然歩道の指道標は見当たらず、案内掲示板で見当をつけ、地獄探勝遊歩道を進む。が、道を間違え、自動車道に出てしまう。
忠実に自然歩道を歩くのが目的の例会としては、新湯共同浴場まで車道を引き返しコース修正を図る。申し訳ない。
ついでにトイレ休憩を取り、再スタートする。地獄探勝遊歩道の最奥の大叫喚地獄に矢岳登山道の指道標を見つけ、右手の急坂を上る。矢岳を右に見て降り、ゴルフ場前の国道に出る。
車道を100mほど下り池の原園地に入る。雨も小降りになったところで、東屋のある休憩所で「今日は晴れ女のパワーは通じないねー」などと賑やかに小休憩、雨具上着を脱ぎ、仁田峠に向かう。
小雨の中仁田峠に到着。みやげ物店の休憩所を使わせてもらい、昼食を摂る。終点変更、雨具着用、コース間違い等のロスタイムのおかげ?か部屋の中の昼食時間はありがたい。
小雨の中、休憩所を出て、ロールウェイ乗り場前の展望所付近でまた雨が強くなる気配で、雨具を付け直す。展望所から見下ろす島原方面は靄に包まれ、僅かに見える水平線に平行な青空の帯が輝いて美しい。
ここから薊谷に入るが、妙見岳を通るのでは、との異論があったが予定通り忠実に自然歩道を歩くことにする。時々出会うマユミの薄いピンクが雨中に映える。なだらかな道が急登になり、雨中を喘ぎながら普賢岳登山口まで上る。ここで記念撮影をする。
計画していた普賢岳登山は雨中でもあり時間不足も厳しいので見送り、さらに横殴りの雨中の急登を上り、国見岳と妙見岳を結ぶ尾根道に達する。
ここから妙見岳方向へ向かい、国見岳と国見岳の中間あたりで右に折れる第2吹越の下山道に入り、すべる足元に神経を注ぎつつひたすら下り、駐車場に到着。
コース中、1人の登山者とも行き会うことがなかった、静かな雨の中の山行であった。今回はここまでで、後は次回の例会に継ぐこととなる。
帰りは国見町の遊学館で入浴し、6時過ぎに長崎に帰着。雨の自然歩道、お疲れさまでした。
コースタイム:
昭和町7:10−8:35田代原―9:40小地獄着、小地獄発10:00−11:20池の原園地―12:20仁田峠―仁田峠発13:05−14:15尾根道―15:30第2吹越登山口駐車場―18:15長崎市内
参加者:会員11名、会員外3名、計14名