第1410例会 岩屋山頂観月会と歌会

平山 裕子

9/30(土)、中秋の名月より1週間早い観月会。おくんち前のこの季節、天気は快晴で暑い。午後3時油木の交通公園中の駐車場に8人、5台集合。
ありがたい事に田尻会長はすでに朝から6人用テント、水15g諸々の団体装備を2往復して荷揚げし、場所取りもしているはず。(最近岩屋山に常泊している人が?)
そして山上&東(俊)さんは山内さんをサポートしてこちらも早めに出発しているはず。
小江原警察学校横の狭い林道に入り、突当りの登山口へと車で上がる。頼もしいボッカ軍団に食料、一升瓶などを預け登り始める。デブ線の私は汗を吹き出しながらゆっくりと頂上へ。
頂上には登山者がチラホラいたが、今の所他にテントはない。1人用から6人用まで全部で4張りのテントを設営した中央付近に銀マット月見座敷をしつらえる。
市内を俯瞰する景色を背景にした“床の間”に窪田くんがススキを活け、“ワビサビ人”山内さんの野点セットと団子代わりに用意した時津饅頭を供え、風流月見茶屋のでき上がり!早速ビールで乾杯し豚汁を作り始める。

お月見の準備もできました

さあ飲むよ!
1人一品も秋刀魚、シシャモ、おでん、鳥南蛮漬け、高野豆腐挟み煮、などなどバラエティ豊かで酒の肴には事欠かない。秋の夕日が傾き始め、空には上弦の月。
飲むほどに酔い、酔うほどに飲み、賑やかに宴は続く。月見で一杯、陽さんの大吟醸はあっという間に消えちゃった。
でも、まだまだ焼酎やワインあり。ほろ酔い加減の時にたてたお薄も饅頭もおいしかった。
宴たけなわになった頃に歌が出始める。ヨシヨシ山小屋と違って映写会もできない、歌でも歌おうと10曲くらいをピックアップして用意して来ました山の歌。みんなに配り久しぶりに大合唱!!
驚いたのは長崎山岳会のオリジナルテーマソングである「山小屋」の歌を知らない人が以外に多かったこと。内藤棟梁が丸太小屋作りでこもった日々の徒然に詩を詠み、金木さんの妹さんが作曲したものだが、そう言えば申し訳ないが最近あまり歌わなかったかも?ごめんなさい内藤さん。これを機会に事あるごとに歌い、みんなに覚えてもらいたい。

大合唱中♪

ネオンとお月様
 眼下にはネオン輝く光の町、空には控えめな上弦の月、ススキが夜風になびき山頂の風はひんやり寒さを増してきた。
ランプの灯を消しても月光かネオンの反射かおぼろげに明るく、またこれも一趣向。
 夜も深まりお開きにし、猪が来ないよう座敷の食料はツェルトで覆い重しを乗せる。♪寝よか〜シュラフの夢の船♪
 座敷に残された靴が2足あり、夜露をしのぐよう小川テントの前室に置く。もう皆テントの中、どうやら酔いに任せて裸足でウロウロしていた族がいるらしい。
夜半からテントに雨音が響く。何人かは所用で早朝下山し、残りは雨をしのぎながら朝食をとり、そそくさと撤収下山する。遮るもののない山頂での観月会は好評でした。今度はちゃんとボッカします?
なつかしい長崎山岳会の「山小屋」の歌を巻末に掲載しています。口ずさんでみてね!
(原本は平成3年6月号あしあと掲載)

また来年
参加者:会員13名