第1395例会 九千部岳北尾根ミニミニヤブこぎ

馬場 よし子

2006年4月2日
ミニミニヤブこぎのハズだった。すぐに頂上に着くハズだった。晴れ女のハズだった。
―なのに・・・―
前日の夕方から悪天候になる。これで3度目、縁なし九千部。中止ですねと夜SLをお願いした石川さんに電話を入れる。「行くやろー。北部方面ハリキッテイルワヨ」
―エッ、ウソ―
斯くして2006年度第一回目の例会はお天気に全く左右されることが無く実行されたのでした。
参加者、男性勝山さん1人と女性陣5名。今年始め、ワイドショーを賑わわせていたおっさん一人と大勢の若い女性達との生活が車中の話題となり、「人数は少ないけれど、合計年齢は私たちの方が勝っているねーアハハ」「アハハハハ」といつもの光景。
雲仙方面は濃い霧だったけど慎重な栗崎さんの安全運転で無事田代原に着く。雨具をつけて出発。
牧場横の歩道を行き、東屋のチョイ先の赤いテープから山に入り勝山さんを先頭にヤブこぎ開始。
このルートは3年前に歩いた道なんだけど、歩いた場所完璧に記憶から消えている。ただ大きな岩が数箇所あった事と、左、左と歩き進んだことしか覚えていない。
なんちゃってLの私は「左に行っていました」と勝山さんに伝えるだけ。小雨に煙る中何も見えない。どこまで行ってもヤブ(ヤブこぎなので当たり前だけど)。冷たいし。
おっ、ついにてっぺんと思う箇所が何箇所かあったけどそんなに甘くなかった。途中で昼食をとり程よく休憩した後、又ガシガシ歩き始め、そしてとうとう!、勝山さんの「頂上!」全員「やった」と体から声を出していた。すぐに岩場コースから下山開始。無事田代原に着き大満足で着替える。
小浜の「浜の湯」で冷えていた体を温め、勝山さんが長年想いを寄せていた外人女性がいるという「アン・シャーリーの店」でコーヒータイム。
しかし・・・店の中には外人女性は居ない。お店の方に尋ねると「外人は居りませんよ」 えっ? 勝山さんのちょっぴり可愛い勘違いだったわけで・・・。その後森山町の「旬屋」でバイキング夕食。下山してからは慰安旅行的行動で楽しく例会を終了したのでした。
参加者:会員5名、会員外1名
コースタイム
市民会館 9:00発
田代原  10:20着、10:35発
九千部岳 13:00着、13:15発
田代原  14:20着
勝山さんから送られてきたコースタイム表には次のような言葉が添えられていました。
― 小浜のアンは幻と消え ―