第1354例会 脊梁の山

勝山 良三

 2005年1月8日(土)晴 [矢筈岳]
 市北部は東車、南部は三田車にそれぞれ乗って、今村PAで合流。総勢8名は松橋IC経由清和村緑川流域を目指して発進。
今村PAより約3時間で清和村Aコープ。ここでアルコールを乗せて昼食後、矢筈岳登山口の川の口集落上に着く。
標識があり、落葉をかぶった細い山道を一途に登って頂上に着く。約35分かかった。頂上は北面の眺めが良く、阿蘇南外輪と五岳、右手には祖母山系が鎮座し、寒くなければここでコーヒータイムといきたい所だ。気温4.8℃。
頂上から往路を下り、車に着いて緑仙峡キャンプ場へ走る。アスファルト道を約20分でキャンプ場着。
管理人の松崎さんにチェックインし、キャビンに落着く。キャビンは新しく、設備も普通の家庭並み、何でもあると言って良い。
定員は5名だが、今回は8名泊るので、他のキャビンからふとん、食器等持込んで貰って泊ったが、不自由なく寝ることが出来た。笑いとアルコールと御馳走の夜は楽しく更けていった。
 1月9日(日)曇、山は小雪 [三方山]
 今日は稲積山頂より西にヤブ漕ぎして主稜線に出て、それより南下して三方山頂へというリーダー勝山の目論見の下に8時キャビン発。湯鶴葉の集落より更に15分位走った所に駐車。
路面は少し氷結している。少し歩いた所に標識があり稲積山へは右手の山道を辿る。
しばらく行くと、道端に大石を割って育ったケヤキの大木があり、「石割りのけやき」という名前がついている。
山道には積雪があり、登るにつれて深くなった。道はテープの助けもあり、切分けもあって容易に頂上に立つことが出来た。雪は20 cm位、周りはガスで展望利かない。
予定の方角にヤブ漕ぎしようと少し下ったが、先頭の吉村君が「先は崖になっとるばい」と言う。ダメかと断念し、頂上に登り返して往路を下る。
この時反対側を下っておれば、稜線への登り口へ最短で下り立つことが出来たのが後刻分った。
登り口に下り、林道を更に奥に進むことにする。未舗装の林道には雪が15 cm位あり、途中でラッセル隊の三田、吉村両君の若手にトップをゆずる。
数個の崩壊個所を越えて林道歩き約1時間で「久保の憩(よこい)」へのルートを示す道標があった。
じゃー行こうとなって山道の急登となった。少し登った所で昼食。迷うことない雪道の喘登数十分、待望の久保の憩すなわち主稜線に出た。14時過ぎだ。
ここから道を左にとる。30 cmの雪の林道、頭上は一面の樹氷の世界。ラッセル隊を先頭に長い長い林道を1時間余、天主山への分岐の標識に着いた。
ここから三方山頂迄1粁、1時間近くかかる、時間は15:40、強行すれば体力的に時間的に苦境に追い込まれると見て、引き返すことにする。
久保の憩迄1時間、更に滑り易い急な雪道を下って林道に下り立つ。既に夕闇が迫っている。林道を一目散に歩いて車に着く。
2台共チェーン装着に一苦労している。馴れない作業をやっと終え、キャンプ場めざしそろそろと下る。
約30分で真暗なキャビンに着く。行動時間は約10時間。結果的にはリーダーの不手際で、三方山頂は逸したが、各自ベストを尽した一日だった。
 1月10日(月)曇 [3333石段、佐俣の湯]
 今日は山行最後の日とて、遊びが半分の日本一の石段という、中央町の3333石段に挑む日だ。
キャンプ場から約1時間で石段登り口に着く。
各自マイペースで登り出す。奥の院参拝を最高到達点として、7名が完登。登り降り約2.5時間。
行事すべて終え、近くの佐俣の湯に入浴、昼食をして、松橋ICから高速に乗る。  
参加者:会員 8名

矢筈岳山頂

稲積山頂

石割りのけやき

三方山へ

3,333石段