第1349例会 津波戸山

平山

実施日:11月28日(日)
11/28前々から行きたいと思っていた津波戸山(つはとさん)。標高529m足らずの低山だが、変化に富んだ岩尾根歩きを楽しんだ。とは言っても絶壁やキレットの難所すべてに鎖がしつらえてあり、丁度権現岩正面のような感じでホールドもスタンスも豊富にあり、極度の高所恐怖症じゃない限り楽しく歩ける。
5:20にS車に拾ってもらい、南部組4名で集合場所の今村パーキングへ5:50着。程なく北部組4名を乗せたN車と合流する。
前情報で私が調べた大分道速水IC〜日出バイパス〜10号線ではなく、Nさんの提案する速水IC〜宇佐別府道路〜大分農業文化公園IC〜10号線で行く事にする。
今村P6時発で登山口駐車場8:40着。結果的に予想の片道4時間強を大幅に下回り、3時間強で山香町の登山口駐車場まで辿りつけたのは、ドライバー2人がガンガン行きまっせ〜と、すっ飛ばした?ばかりではなくコース取りが良かったせいもありそう。Nナビさん、ありがとう。
駐車場には熊本や宮崎ナンバーの車もあり、結構人気の山らしい。8:55天気も上々で対して寒くもなく、晩秋の陽だまり山行が始まる。
9:10登山口看板着。9:25海蔵寺跡にある弘法大師88ヶ所霊場巡拝道の一番札所を皮切りに、続く3番から12番がある西の岩尾根に入る。
至る所にある鎖場の鎖はピカピカで良く効いている。日頃使わない筋肉が悲鳴をあげる。
岩尾根と大師像がある岩峰の間に実に小さな細長い石が架けてあり、絶壁を面白がって皆で渡ってみる。
あれやこれやといくつか鎖場を行くうちに、若干1名最近メガネを購入して不慣れなせいで、とある鎖場でなかなか決心がつかず、頼りのSさんのフォローでやっと思い切った人もいた。
おデブの人は通らないかもと、うわさの「針の耳」は意外に大きい岩の裂け目で、難なく通過する。
10:30、37番札所のある見晴らしの良い岩尾根で休憩。各札所の石仏は、それぞれに味のあるお顔で下界を見下ろしている。ここからの眺望は見事で、後方には頂上付近の岩峰がせまり、東方には帰りに通る東尾根が見え、ポコポコと尾根にある突起は祭られた石仏である。
日本の山は宗教により開かれた所が多いが、こういう難所に札所を設けた人の信仰心と煩悩の深さを感じる。
登山口で我々に先行して行った熊本の中高年グループが道を間違えて後から登って来た。西の岩尾根から一度登山道に戻り登ると水月寺奥院があり、脇には硯石水(けんせきすい)が滴り落ちている。柄杓に溜めて飲んでみると、渇きもあってか美味しかった。
湿って滑りやすい道をロープにすがって登り、11:05尾根へ出る。右の山頂への道は塞がっているので、左の津波戸山展望所を過ぎ、三角点にタッチして一番先の展望所まで行き、11:20ここでランチタイムにする。
先端の岩の上に腰を下ろし、のどかに田園が広がる下界と遠望の山を眺めつつ、お腹を満たす。
お花摘みなどもあり、たっぷり1時間後に出発。ぬかるみの坂をメダケにすがりながら下り、西尾根との分岐を過ぎ、岩の裂け目を抜けるとでっかい石の大師像を登山者が囲んでいた。
ここからまた鎖場の東尾根に取りつく。前後していたグループが先行したが、岩場に不慣れな中高年らしくピッチが上がらない。適当に追い越して66番から最後の88番の石仏到着は13:00。
岩尾根は終わり、急坂のトラロープを頼りに一人ずつ下りるが、結構長いので軍手をしていても手が痛くなる。こんな時は皮手がいいかも。元の登山道に降り立ち、13:40駐車場着。
久しぶりの岩尾根に満足し、日帰りでもありアプローチが長いので温泉は無しで帰路に着く。
帰りも往路と同じコースで14:18速水IC通過。途中金立PAでお薦めのパン屋のカレーパンやメロンパンを食べながら、精算し解散とする。
途中パーキングに寄るのは適当にという事で、2台の最終合流を金立Pにしたが、結局2台とも直行し、やはり始めから途中もう1回のパーキングを設定して走れば良かったと反省。
ドライバーのお二人、ありがとうございました。お蔭さまで明るいうちに長崎到着でした。
参加者:8名
長崎発:5:20  津波戸山登山口P:8:40
コース:登山口P 8:55− 津波戸山頂 11:15ー 登山口P 13:40- 登山口P発13:50- 長崎帰着17:30