第1348例会 由布岳

田尻記

例会予告では九重周辺となっていたが、九重のどの辺か決めかねていたら、会員Hさんの「由布岳のお鉢回りがしたい」の一言で由布岳に決定。この辺が山岳会の寛容さと決断の早さ。しかしHさんは所用の為不参加となる。
11月6日夕方4時高速道の今村PAに車2台6人が集合し、今夜の宿営地の由布正面登山口へ。湯布院ICで高速を下り湯布院の街中で夕食の後駐車場に7時50分着、テントと車に泊まる。
ここで、思わぬ人が思わぬ一言、Y君が「50過ぎたら旅館に泊まらんば」と、のたまう。「え」!!ま、ま、今日はテント泊で、次回より旅館も考えようとなだめる。山の帰りにホームレスとダンボールに一泊した人とは思えない、ま!50過ぎたら余裕を持って山に登る事か。
11月7日朝、別泊りのK夫妻と落ち合う、今日も快晴、由布岳が朝日に染まる。
7時10分山裾を登り出す、草原から潅木帯に入り一汗かくと合野越しに着く、更に低木とススキのジグザグ道を黙々と歩く、時々後ろを振り返り展望を楽しむ。
ジグザグを登り切るとマタエに着く、2時間の登りである。此処で少し体調不良のAさんを残し東峰周りのコースを取る、確かにお鉢と言われるだけ有り見事な火山口跡である、ミヤマキリシマが斜面を埋めている春は見事であろう。
東峰、西峰とも展望は360°と素晴らしく九重、祖母、傾を一望できる、快晴すぎてカスミがかかっている、西峰よりの下りは山のツァー客とブツカリ刻々進まず、小さい岩場で追越す。
マタエで元気になり西峰を登ったAさんと合流する。後はドンドン下るのみ景色もダンダン下っていく、1時間30分で駐車場へ着く。
先に帰るK夫妻とY君を見送り、あとの5名はお約束の温泉へ。
湯布院で偶然見つけた「ぬる川温泉」は古くて清潔で気持ちの良い露天風呂でした。
全鱗湖の湖畔でコーヒーとケーキを楽しみ3時30分湯布院発、途中渋滞に逢うが気持ちに余裕があり苦にならない。
高速道に乗れば3時間足らずで長崎へ。運転手の皆さんご苦労さまでした。
参加者:会員7名  他1名